長野県議会 2011-07-06
平成23年 6月定例会危機管理建設委員会−07月06日-01号
平成23年 6月
定例会危機管理建設委員会−07月06日-01号平成23年 6月
定例会危機管理建設委員会
危機管理建設委員会会議録(その5)
●
招集年月日時刻及び場所
平成23年7月6日(水)午前10時30分、議事堂第5委員会室に招集した。
●出席した委員の氏名
委 員 長 野 澤 徹 司
副 委 員 長 中 川 宏 昌
委 員 服 部 宏 昭
同 垣 内 基 良
同 清 沢 英 男
同 堀 場 秀 孝
同 金 子 ゆかり
同 小 松 千万蔵
同 小 林 伸 陽
●欠席した委員の氏名
な し
●説明のため出席した者の氏名
(建設部)
建設部長 堀 内 秀
建設技監兼
道路建設課長 北 村 勉
参事兼砂防課長 長 井 隆 幸
建設政策課長 土 屋 嘉 宏
道路管理課長 小 林 康 成
河川課長 鎌 田 朝 秀
都市計画課長 赤 羽 敏 雄
住宅課長 中 村 茂 弘
建築指導課長 真 嶋 和 紀
施設課長 山 田 邦 仁
技術管理室長 波 間 寛
(
危機管理部)
危機管理部長 下 條 政 久
消防課長 木 下 陽 介
危機管理防災課長 池 田 秀 幸
●付託事件
7月4日に同じ
●会議に付した事件
前半(
建設部関係)7月4日に同じ
後半(
危機管理部関係)付託事件のうち1、4、5、10、11及び
危機管理部関係の
所管事務一般
●開議時刻 午前10時30分
●
野澤委員長 開会を宣した。
▲ 日程宣告
前半
建設部関係の審査
後半
危機管理部関係の審査
▲ 議題宣告(
建設部関係)
建設部関係の付託事件及び
所管事務一般を一括して議題とし、委員の
質疑等発言を許可した。
◆堀場秀孝 委員 おはようございます。
丸子修学館高校の体育館の建設について。
鉄骨づくりで計画が進められていますが、2月の県議会で質問があったと思いますけれども、木造にならないかということと、今後、そういうことで
いろいろ建てかえとか進められると思いますけれども、木造化ということに対してのお考えをお聞きしたいということです。よろしくお願いいたします。
◎山田邦仁
施設課長 丸子修学館高校の体育館の木造化についてでございますが。昨年、12月に長野県内の
公共建築物、
公共土木工事等における県産
材利用方針で定める、高さ13メートル以下かつ軒高9メートル以下で、延べ面積3,000平米以下の建物について、原則、木造で建築することとなっております。しかし、既に木造以外で設計が終わっているものにつきましては、手戻りを避けまして、
計画どおりこれまでの設計で進めてまいりたいと考えております。
ただいま御質問の
丸子修学館の体育館につきましては、既に設計が完了しておりまして、現在、建築確認が提出されております。この体育館は
耐震評価値が0.2という大変低い数字でございまして、早い建てかえが望まれておりまして、こちらの解体が近々始まります。
学校側としましては、8月から14カ月ほど、町の体育館を借り
クラブ活動を行うということでございます。生徒のためにもできるだけ早い建設が望まれていることから、これまでの
計画どおり進めてまいりたいと考えております。
次に、今後の建物に関してですが。今後、設計するものにつきましては、
災害応急活動に必要な施設や将来の計画も含めまして、法令の規定や
構造耐久性などの技術的な基準等によって木造化が不可能なもの、そういったものを除きまして、繰り返しになりますが、高さ13メートル以下かつ軒高9メートル以下、延べ面積3,000平米以下の建物について、木造化を進めてまいりたいと考えております。
それで、施設課として今後の考えでございますけれども。県産材の利用促進のためにも、品質が確かで安定した材料価格で安定した供給ができる体制の整備強化を、林務部において引き続き進めていただくこと、それから、木造にも種々の工法がございます。そういった工法が開発されておりますので、これらの企業が参加できる
技術提案方式などが可能となりますように、余裕を持った事業計画、そういったものにつきましても、主管部局にお願いをしていきたいと思っております。
それとともに県策定の「信州の木」
木質構造建築工事特記仕様書や、国において、この5月に木造計画・設計基準が策定されましたので、これに基づき耐久性の高い、木のぬくもりの感じられる内容の木質化、あるいは木造化を進めてまいりたいと考えております。以上です。
◆堀場秀孝 委員 ありがとうございました。
市道丸子小牧線という道路で落石がありまして、今、通行どめとなっております。これに関係いたしまして、しなの鉄道の大屋駅前と18号線の道路、並びに18
号バイパスの流れと、
平井寺トンネル、
三才山トンネル、
新和田トンネルの無料化ということに関しまして、
交通渋滞緩和に関しましてのトータル的なお考えをお聞きしたいと思います。
◎小林康成
道路管理課長 まず
市道丸子小牧線についてでございますが。千曲川の川べりを通っている路線でありまして、落石があり、現在、通行どめになっているということであります。これにつきましては、河川占用の許可をとっているということもありまして、抜本的な対策といたしまして、がけの落石の危険が非常に高いということでありますので、上田市のほうで
トンネル化ということで計画をしていて、今年度から調査に入っているということでお聞きしております。
◎北村勉 建設技監兼
道路建設課長 上田の管内の道路のネットというようなお話でございますけれども。
まず1点、従来から
上田バイパスという計画がございますけれども、これについて、過去にいろいろな計画を検討させていただいておるところでございますけれども。これについては、平成22年でございますけれども、
上田バイパスを含めました大屋駅周辺の
道路整備計画という
検討委員会を立ち上げまして、地元の住民の皆様を含めました検討を現在進めているということで、これについては、
上田バイパスの高速の問題もあるという中で、さまざまな検討をさせていただいているということでございます。
また、国道18号のバイパスにつきましては直轄でやっていただいておりますけれども、23年度につきましては予算が3億2,000万円ということで、用地買収、また橋梁の設計ということで進めていただいております。進捗率とすれば現在3%ということでございますけれども。一応、平成28年度を目途ということで、現在、交渉を進めていただいているということでございます。
また、
有料道路の無料化というお話がございます。これについてはさまざまな検討をさせていただいているところでございますけれども、
有料道路の整備については建設当時、その時代の要請等もございまして、建設費を、県の出資金や、それから国庫等を使って借入金を調達しまして、この通行料金で返済するという目的で、整備手法の一つとして整備をしてきたものでございます。
地元でありますとか、それから、
有料道路、
高速道路の無料化というようなお話がございましていろいろな要望が出て、地域の皆さんからも無料化あるいは割引等の要望がたくさん出ているということは承知しておりますけれども。これについては、無料化した場合の、未償還金の返還というものが県費の投入、それがひいては県民の負担ということにつながりますので、
有料道路がない地域の皆さんも含めまして県民の理解が必要であるという状況でございます。しかし、先ほど申し上げましたとおり、
高速道路の無料化というような議論もございます。こういう中で、利用者の負担の軽減のあり方について検討するということにしておりまして、現在、そのためのいろいろなケースを含めて検討している状況だということでございます。
いずれにしましても、全体の道路網のネットというものについては、さまざまなケースを検討しながらやっていかなければいけないと思っておりますので、これについては引き続き、特に地元の
建設事務所等を含めまして検討していきたいと思っております。
◆堀場秀孝 委員 一つ思ったのは、償還期間が延びて10年、先送りになったというお話を聞いたんですけれども。あそこのトンネルが、ETCが使えないんですけれども、無料化まで期間はあるんですけれども、いろいろ庶民的な考えとして、そこで現金を払うということと、カードとかで後で引かれるということの使い勝手が地域の交通緩和に少しは役立つのかなと考えるんですけれども、いかがお考えでしょうか。
◎北村勉 建設技監兼
道路建設課長 いろいろ、利用者のための利便の向上のための検討というものはしなければならないと思っています。
今、御提案いただきましたETCも一つの方法かと思っておりますけれども、ただ、このETCのシステム構築するというのは、実は非常にお金がかかります。そういうことから、割引の拡大というような検討もいろいろしていまして、その中でのシステムの整備等の比較もありますので、こういうものを含めまして、さらに割引ができるような形を検討していきたいと思っています。一つの案としてお聞きさせていただきたいと思います。
◆堀場秀孝 委員
三才山トンネルに関しましては、あそこに病院がございまして、上田地域のみならず松本地域の方も多くの方が利用されていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
最後になりますけれども、158号線なんですけれども、夏を控えて交互通行という形で行われていますが、これからどのようなお考えなのか、お聞きしたいと思います。
◎小林康成
道路管理課長 158号の災害の関係につきましては、ワラビ沢で災害が起こっているわけでございますが、現在、信号機によりまして、
片側交互通行で通しております。
今後、本格復旧の見通しでございますけれども。夏、秋の
観光シーズンについては、工事中、大変渋滞も予想されるという中で、渋滞を避けて、秋以降に本格的な復旧に着手したいということで、昨日も知事が上高地へ視察に行きまして、観光の関係の方と意見交換をされておりますけれども、地元からも夏と秋の
観光シーズンは避けて工事をしてほしいという御要望もありました。今、そんな状況でございます。
いずれにいたしましても、早期に二車線の復旧を行っていきたいという考えでございます。
◆中川宏昌 委員 それでは、まず
耐震化事業、これについてお尋ねしたいと思います。
この6月の
補正予算の中で、
公共施設耐震対策事業、この予算が盛り込まれているところでありますけれども。23年度末の見込みですと、176棟がまだ未改修部分であると。そういった中で、県有施設については27年度末までに耐震化を完了させるという計画なんですけれども。
今回の委員会で、服部委員、また清沢委員、小松委員から話がありましたが、今回の
補正予算については、
景気対策についてはほとんど盛り込まれていない状況、これはいろいろな状況があると思いますが、
景気対策がないという中で、県民の目線から見て、唯一認められるべき工事がこの
耐震化工事ではないかと思っています。そういった部分で、この
景気対策も含めて、またもう一つが県民の
安全性確保、この2つで、もっと
耐震化事業について前倒しでできないか、これについてお尋ねしたいと思います。
これを早めていくことによって、
景気対策、これも上がってくるでしょうし、安全性の確保、これも早くできると思うので、27年度末と言わずに、ほかの工事がない中で、これを前倒ししてやっていったらいいと思うんですが、その点についてお伺いいたします。
◎山田邦仁
施設課長 耐震化工事につきましては、
プログラムの中で、もともとのその庁舎関係と学校と分けてやっているわけです。これは、全体の予算に関連するものをできるだけバランスよくということで、
評価値一つをとって、低いものだけやっていると、例えば庁舎は先にやらなければいけないとか、そういったことの中で、学校や何かがどんどん遅れていってしまうということで二本立てで、今、進めております。
プログラムの中で、23年度で前期が終わるわけで、24年度から後期に入っていくわけですけれども、今年度、
プログラムの見直しを行うようになっております。21年度に診断が終わりまして、その結果を踏まえて、ここで見直しをしながらということですが。
今回の地震の前でも一つあったんですが、地震確率の見直しだとかそういったものがありました。また今度、地震があちこちで起きたのでまた出てくると思いますが、それはそれとして、そういった地震確率だとかそういったものも含めまして、再度見直しをしてやっていくという中で、今の
景気対策ということではございますが、全体のバランスを見ながら、耐震だけですべてのものをやっていくというわけにはいかないと思いますので、極力、
景気対策のほうにも向くようにということで、今回も挙げております。
それと、これからやっていくことにつきましても、設計とかをやっていかないといけないので、すぐ施工にかかるわけにはいきません。そういったこともございまして、順次やっていくと。それと、
マンパワーではないんですけれども、私
ども施設課の体制というのも耐震だけではございませんので、それ以外の保全事業もやっておりますので、そういったものも見ながら全体で進めていきたいということです。いずれにしましても、
プログラムの中で27年度末までの計画を再度つくりまして、できれば9月末ぐらいまでに
パブリックコメントの結果を出したいという予定でおりますので、また、その辺のところ、近々、際になりましたら、また御説明をさせていただきたいと思います。
ちょっと
景気対策から離れてしまって申しわけないんですが、よろしくお願いします。
◆中川宏昌 委員 状況はわかりました。その上で今度の
プログラムの見直しのとき、またしっかりとした対策を打っていただきたいと思っております。
続きまして、一般住宅の耐震化について、お尋ねしたいと思っています。一般質問の中でもありましたけれども、
中期総合計画の目標ですと、平成27年度には90%に持っていくと。こういう中で、20年10月1日現在では本県の
耐震化率は71%だと。あと5年で90%に持っていかなくてはいけない、これは非常に厳しい数字かなと、私、見受けました。
そういった中で、
東日本大震災、また栄村の地震、またこのたびの中部の地震がありましたけれども、震災があって、まずお亡くなりになるケースとして、建物が崩壊して亡くなってしまう。現場に急行したときに、まず建物が崩れていると、もう助からない確率は高いわけでありまして、この
耐震化率については相当な意気込みでやっていかないと、まずいのではないかなと思いますが。
残りの部分で90%に持っていく、具体的にどのように今後やっていくかというのをお聞かせいただきたいと思います。
◎真嶋和紀
建築指導課長 議会答弁でもお話いたしましたとおり、今、71%ということで、平成20年の推計値とは言うものの、大分、厳しい数字だということは認識しております。今後も、今、委員おっしゃるとおり、この東日本があったり、あるいは長野県北部地震があったりして、今、県民の皆さんの耐震化に対する要請も強いところです。その結果、耐震診断についてはことし、昨年より上回ったような状況であります。それをなるべく耐震改修へ結びつけるように、市町村と連携しながら工夫を図りながらやっていきたいと思います。
ただ、耐震改修についてはどうしてもお金がかかるということもあったり、あるいは、高齢者の方には、跡取りがいればやるんだけれども、そうでないとこのままでいいやという人もいるもので、そこらを何とかして市町村と連携を図りながら、各
地方事務所に相談窓口も設置しておりますので、やっていきたいと思っております。
◆中川宏昌 委員 公共施設の耐震化と違いまして、一般住宅の耐震化、これは非常に難しいところがあると思います。その上で、きのうも金子委員が言っていましたけれども、この長野県、被災県ということでありまして、これについては、各部局の総力を結集しながら、ぜひこの耐震化が進むようにやっていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、私から最後になりますけれども。清沢委員からも話がありましたが、松本の中部地震、これについては思ったよりも影響がかなりひどいかなという感じがいたします。特に、私の家の中も悲惨な状況になったわけなんですけれども。特にかわらの関係ですね。それからブロックの関係、非常に危険度が増している状況であります。
そういった中で、今後の建設部としての支援策が、もし今時点でありましたら、最後にお聞かせいただきたいと思っております。
◎真嶋和紀
建築指導課長 支援策なんですけれども、今のところありません。
◎中村茂弘 住宅課長 栄村もそうだったんですけれども、
住宅支援機構において資金がちょっと足りないという場合に、一部損壊という被災認定がされれば、利子補給で、1.5%を被害者でおさめていただければ、その残りの分については利子補給という制度は活用できます。
◆中川宏昌 委員 今、支援策がないということでおっしゃられたわけなんですけれども。また現地を見ていただきまして、この状況をまず確認していただきたい。その上で、県として支援できることについては、積極的にお願いしたいと思っています。
また、県道についても、亀裂の入っている部分とかさまざまなものがあるんですが。パトロールしてもわからない危険箇所というのもありまして、この地震によって、亀裂は入っていないんだけれども、例えば
大型トラック、大型バスが通ったときに、今までよりも非常に振動が多くなった、こういうところも多く見受けられるとお聞きしております。
そういった中で、いろいろパトロールを強化していただくとともに、ぜひ情報をしっかり収集していただきまして、一刻も早い改善に向けて御尽力いただきたい、このように言いまして終わりにしたいと思います。
◆清沢英男 委員
丸子修学館の関係での関連質問ですが。
今、設計図ができてしまったので、手戻りしたくないという話ですけれども。手戻りした例というのは何回もありますよね、田中政権のときに。稲荷山もあるし、私が思うのは、
安曇野大橋もそうだったですね。だから、県の都合で手戻りすることは幾らでもあるんだけれども。
私、今回の松本の地震に関連してこういうことを言われているんです。鉄骨でつくったその建物はひびが入ってガシャガシャになってしまったんですって。木造のほうが、粘りがありますねと、そういう話になっているんです。
で、ありますので、今回、ここまで来て手戻りするのはどうかとも思うんですけれども、そういうことがあった。だからいいものはいいということで推進をぜひしてもらいたいと思います。要望です。
◆服部宏昭 委員 きのうから松本の地震の関係で、屋根というのは本当に大変なんですよね。雨が漏ってしまうから。4,000軒ぐらいの皆さんが困って、これは放っておかれないわけです。かわらがないという話で、今、困っているみたいですけれども。
それで耐震についてのいろいろな制度があって、県も少しやっていますね。耐震についてはリフォームの関係も考えたりしているわけでしょう。だから、屋根については、特に構造体でもあるし、やはり支援の方法を考えなければいけないんだろうなと、だからよく現場を調査してもらって、ただ、ないというのは楽なものだけれども、それを生み出して考えていかなければいけないと思うんです、それが行政だから。本当に多くの皆さん困っている。屋根については、壁とかそういうものはまだ少し放っておくということはないけれども、カバーが案外としやすいということはありますけれども、屋根だけは雨が漏ることにはどうしようもないから。ですから、技術屋さんも大勢いらっしゃるんだし、予算のことはまた
建設政策課長も部長もいるから、みんなで考えて何か支援の方法はないかということで、そのように持っていってもらいたい。これは要望です。お願いいたします。
それから、
道路建設課長、堀場さんの質問でいいことを言っていましたね。トンネルについて、私の地元にもあるわけです。
日高トンネルも無料の時間を延ばしてくれとかいろいろな地域の要望はもう何年も続いてあるわけです。ですから、無料化に1日も早くなることは願っているんだけれども、いろいろな事情はよくわかりますが。
いろいろ、検討して考えていくという話がありましたよね。ですから、それをぜひ
三才山トンネルもあるし私どもにも、ほかのところにもあります
有料トンネル。それらについて本当に
高速道路が無料にしたりそういう段階に来ているんだから、ぜひ国へもお願いしていただいて、
有料トンネルをできるだけ使いやすいように考えて。さっき課長が考えると言ったんです。一たん考えると言ったら、考えなければだめなんですよ。それには結論を出さなければだめです。私たちは県民の負託にこたえてきているわけですから、よく聞いておきますので、しっかりまた対策をとって、ぜひこの次の9月あたりにはバンと打ち出していただくように、これもお願いですが。よろしくお願いします。部長、お願いします。
○野澤徹司 委員長 ほかに御発言はございませんか。
ほかに御発言もありませんので、以上で質疑を終局いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、終局いたします。
ただいまから議案の採決に入ります。
最初に、第1号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第3号)案」中、第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中、歳出第9款土木費、第12
款災害復旧費 第2項
公共土木施設災害復旧費 及び第3項 県単
土木施設災害復旧費、第2条「
債務負担行為の補正」について採決をいたします。
本案、原案どおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に第14号「訴えの提起について」、採決いたします。
本件、原案どおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に報第1号「平成22年度長野県
一般会計補正予算(第6号)の
専決処分報告」中、第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中、歳出第9款土木費、第12
款災害復旧費を採決いたします。
本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定をいたしました。
ただいまから陳情の審査を行います。当委員会に付託されております、
建設部関係の陳情を一括して議題といたします。過日お手元に配付いたしました審査資料をごらん願います。
建設部関係の陳情は、新規分4件であります。
なお、審査に際し継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由も一緒に述べていただくようにお願いをいたします。また願意が複数ある陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として陳情者に通知することについて、その都度、お諮りすることといたしたいと思いますので御了承をお願いいたします。
まず陳第1号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。
〔「不要」と呼ぶ者あり〕
では、本件について質疑等ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で質疑を終局いたします。
それでは、この陳情の取り扱いについていかがいたしましょうか。
〔「採択」と呼ぶ者あり〕
ただいま採択との御意見がありましたので、陳第1号については採択とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
では、さよう決定をいたしました。
次に、陳第3号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。
〔「不要」と呼ぶ者あり〕
本件について質疑等がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で質疑を終局いたします。
それでは、この陳情の取り扱いについてはいかがいたしましょうか。
〔「採択」と呼ぶ者あり〕
ただいま採択との御意見がありましたので、陳第3号については採択とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
さよう決定をいたします。
次に、陳第31号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。
◆服部宏昭 委員 質問。この陳第31号でございますけれども。これを見ると、西大滝ダムが何か千曲川の流れを悪くしてというような文面があって、今、自然エネルギーが非常に大事な時代に入ってきているわけですから、西大滝ダム、私どもはそのように感じていないわけですね。その辺は県の河川課長に聞きたいんですけれども、この状況を皆さん方はどう見ているわけですか。この西大滝ダムに関連して千曲川は。
◎鎌田朝秀 河川課長 陳情者の主張しております意見は、西大滝ダムがあることによって影響が立ヶ花のほうまで及んでいるというようなことを言っております。すぐ上流に湯滝というような、自然で勾配の急な変わったところもございまして。飯山の市街までもそういった影響を及んでいるとは我々は考えてございません。
また、西大滝ダムにつきましては水理模型実験等もやっておりまして、最終的に、今、整備計画で考えております9,000トンという流量も流せるということが水理模型実験で確認されておりますし、国土交通省もそれを認めておりますので、問題はないと考えてございます。
○野澤徹司 委員長 よろしいですか、以上で質疑を終局いたします。
それでは、この陳情の取り扱いについては、いかがいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者あり〕
ただいま継続との御意見がありましたので、陳第31号については、継続審査とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それでは、さよう決定をいたしました。
次に、陳第32号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。
〔「不要」と呼ぶ者あり〕
では、本件について質疑等ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で質疑を終局いたします。
それでは、この陳情の取り扱いについてはいかがいたしましょうか。
〔「採択」・「不採択」と呼ぶ者あり〕
ただいま委員各位からさまざまな御意見がありましたので、この取り扱いについて順次挙手により決することといたします。
これより本件について採決いたします。本件について討論がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で討論を終局したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、討論を終局いたします。
これにより、陳第32号について挙手により採決をいたします。念のため申し上げます。挙手しない方は不採択とみなします。
では、陳第32号を採択とすべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手少数〕
挙手少数であります。よって、陳第32号は不採択すべきものと決定をいたします。
ただいま不採択とすべきものと決定をいたしましたが、その理由について御発言はございますか。
〔「一任」と呼ぶ者あり〕
それでは、「浅川ダムについては、地震時の安全性が確認されており、常用洪水吐は閉塞しないと認められることから、陳情の趣旨に添えないため」といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それでは、さよう決定をいたしました。
以上で、陳情の審査を終局いたします。
以上をもちまして、
建設部関係の審査を終局いたします。
午後1時30分まで休憩を宣した。
●休憩時刻 午前11時10分
●再開時刻 午後1時30分
○野澤徹司 委員長 再開を宣した。
▲ 日程宣告
危機管理部関係
▲
危機管理部関係の付託事件の報告
予算案1件、
専決処分報告2件
▲ 議題宣告(
危機管理部関係)
危機管理部関係の付託事件及び
所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して理事者の説明を求めた。
◎下條政久
危機管理部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。
○野澤徹司 委員長 第1号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第3号)案中、第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中 歳出 第2款 総務費 中
危機管理部関係 について、理事者の説明を求めた。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 議案、予算説明書及び資料1、2により説明した。
○野澤徹司 委員長 報第3号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分報告中 歳出 第2款 総務費 及び 報第4号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第2号)の
専決処分報告中 歳出 第2款 総務費 について、一括して理事者の説明を求めた。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 議案により説明した。
○野澤徹司 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。
◎木下陽介 消防課長 別添資料3「平成22年中の火災発生状況について」、別添資料4「平成22年中の救急活動状況について」、別添資料5「第53回長野県消防ポンプ操法大会・第20回長野県消防ラッパ吹奏大会について」及び別添資料6「第5回長野県女性消防団員意見発表会及び第6回長野県消防団音楽隊交流演奏会について」により説明した。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 別添資料7「平成23年度長野県総合防災訓練について」及び別添資料8「長野県中部の地震について」により説明した。
○野澤徹司 委員長 委員の
質疑等発言を許可した。
◆服部宏昭 委員 本会議等でも、知事が言っていたので、部長も言っていましたか。防災計画を見直すとかと。何も説明がないけれどもやる気がないんですか、防災計画。
県民は非常に注目しているんですよ。防災計画の見直し、我々も地域へ行って言われるけれども。これは大震災もあったり、それから原発の関係でいろいろあって。特に飯山市、栄村は、私のところもそうなんだけれども、柏崎原発の、50キロに接するんですよ。ですからただごとではないんですね、福島の原発みたいなことで。
ですから、そんな簡単なことを言っていられないんですよね。風向きによっては、何とか村みたいに大変なことになる可能性だってあるわけですね。ですから、そんなことを踏まえて、今回の中部地震もありますけれども、防災計画をどうするかということについて、真剣になって考えていかないと。全然、そういう話が出てこないんですね。県の機構の中でも
危機管理部というのは一番上に書いてあるんですよ。ということは、一番、長野県の県政において重要なポストを占めているんですよ。人数は少ないけれども、相当な、なかなかできる、部長以下、集まっているんです。自信を持って、がちんとやってもらいたい。お願いします。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 先ほど部長のごあいさつで触れさせていただいております。また本会議でも答弁させていただいておりますが。
今、服部委員御指摘のように、地域防災計画の見直し、あるいは放射能対策につきましては、当然、本年度の県政の最重要課題、我々
危機管理部としてはもう最大限の努力をして、見直しを図っていかなければいけないと考えております。
地域防災計画の見直しにつきましては、現在、先ほどの部長の説明にもございましたように、先月、庁内のワーキンググループを開催いたしまして、そこから現在の課題の見直しを図っているところでございます。いずれにしましても、ワーキンググループを経まして年内には課題の見直し、対応策の見直しなどを図りまして、年度内には防災計画の見直しを図ってまいりたいと考えております。
また、放射能対策につきましても、現在、国の原子力安全委員会等でその安全基準、また各県の対応などにつきまして、協議をしているところでございますが、その動向を見ながら、ワーキンググループ、あるいは、県と市町村との協議の場で、市町村の実務者レベルの会議も今月から立ち上げることになっておりまして、その中でも必要に応じて協議をしたり、また、必要に応じまして原子力の専門家の話を伺いながら、年度内には一定の方向を決めまして放射能対策についても、現在ある放射能対策の指針の見直し、あるいは地域防災計画へ織り込むという形で検討してまいりたいと考えております。
◆服部宏昭 委員 では、それでお願いします。国も今ちょっとごたごたしているけれども、国からも、見直しについていろいろなアドバイスといいますか、国の計画と合わせなければいけないし、その辺はどうなっているのかと。他県、あるいは近隣県とか、そういうものとの連携をとらなければいけないと思うんですね。ですから、我が長野県だけで済む問題でもない場合も出てくるし、そういうほうはどうなっているんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 国では、秋を目途に国の防災計画の見直し等を検討しているということで、先月、各県の防災担当課長会議がありまして、その中でも、津波対策がメインでしたけれども、今こういうことで、国も検討しているという状況は会議の中で確認しております。その情報は市町村にも入れております。それから市町村防災担当者会議も開催いたしまして、国から流れた情報につきましては、周知しているところでございます。
それから、他県との連携でございますが。例えば新潟県で、刈羽原発について対象範囲の見直しをしたいというような意向も若干、この間の新潟の原子力の部会でその案が出たということで、それについても情報収集しまして、近々、新潟県にお伺いして、その状況を確認したり、いずれにしても近県と連携をとりながら、当然、補償対策については広域的な対応になりますので、国の状況等、近県とも連携をとりながら検討してまいりたいと考えております。
◆服部宏昭 委員 それと市町村も、小さな村でも町でも大きな市でも、住民の皆さんは首長さん、議会とか、防災計画の見直し等、いろいろなことを言っているんです。報道を見たり聞いたりしているから、支援活動等も積極的に取り組んでいかなければいけないし、非常にきめ細かに心配しているわけです。市町村についても、やはり県は県としてやっておいて、それで指導する立場ですから、しっかりと指導してもらいたい、このように思います。
それからもう一つですが。建設委員会でも、今回、栄村、野沢温泉村も関係ありますが、地震の対策についてはいろいろなんですけれども。今回、中部、松本の地震の対策についても、屋根のかわらが間に合わないとか、約3,000世帯も非常に困っているとか、いろいろなことがあって、どういう対応ができるかという、まだ、結論めいたものがありませんけれども。特に建設部の施設課とか、そういう関係で何か支援できないかとか、いろいろなことが議論になっているんです。
それで、こちらのほうでは、少しシートを行政に配ったとかは出ているけれども、あまり目に見えた支援はしていないんですね。しっかり調査をして、松本の場合も、やはり中に入ってみると相当大変らしいんですよね。ですから、ここにはあまり支援の話はないけれども、これからかもしれないけれども。何かどんなことができるのか、私もわかりません、わかりませんが、そういうことについても今後、注視して、5.どのぐらいだったか、まだいいというものではなくて、やはり中身は大変なことがあるらしくて、わかっている委員さんもいらっしゃるかもしれないけれども、
危機管理部としてもどういう支援ができるかということを、これは金子委員さんもおっしゃっていましたけれども、震災県なんだから、胸を張って言うことでもないけれども、東北3県と我が長野県は震災県なんだから、国へも要請するなら要請してしっかりやっていかなければいけないんですね。
ですから、そういうことも、まだ今のところあまりないようですけれども、何か気づいたことがあったら話してもらえばいいし、お願いしたいと思います。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 ただいまの服部委員の御指摘は大変重要なことだと思っております。
今回の地震につきましては、確かに現状では災害救助法の適用になるような大規模な、松本市さんレベルですと、100世帯が全壊するというような状況がないとなかなか災害救助法の適用ということにはならないんです。ただ、今回の災害、震度5強ということでございますので、松本市さんとは常に連携をとりながら、必要なものがございますかということで、
地方事務所を通じたり、直接確認しながらやらせていただいたところでございます。
ただ、今回のようなケース、これから何度かあるかもしれませんので、先ほど申し上げましたように、市町村長との協議の場の中で、実務者レベルでの打ち合わせ、会合を開いてまいります。また、市町村の防災担当者の会議などを通じまして、その辺は十分市町村の御意見を伺いながら、検討できるところは検討してまいりたいと考えております。
◆服部宏昭 委員 災害救助法は、どういうふうになるんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 いろいろあるんですが、市町村の人口規模に応じまして、住家の滅失が何世帯以上というのが原則になっております。例えば、栄村の規模ですと、30世帯以上が壊滅、要は全壊になると災害救助法の適用になるということで、今回なっているんですが、20万人台である松本市になりますと、現在、100世帯を超える住家の滅失ということになっておりますので、災害救助法の適用には厳しい状況だと考えております。
◎下條政久
危機管理部長 追加なんですけれども。基本的に災害対応というのは、交付税の項目を見てもわかりますけれども、基本的に市町村の仕事になっています。それで、ある程度の規模を超えると市町村では大変なので、県と国が出て行きましょうという仕組みになっていて、今のような基準があるということです。
◆清沢英男 委員 今回の場合、地震というのは一つの市町村ではないわけですね、被害を受けるところは、広域で当然、受けてくるわけだから、県の対応というのも当然必要になってくるんだろうと思いますが。
世間話から始めると怒られるけれども。亡くなった人はいたのではないでしたか。本の下敷きになった人がいますね。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 新聞報道などで、本に埋もれてお亡くなりなった方が出ております。県警で、司法解剖をしたり、いろいろやっているところでございますが。今のところ、その地震による原因かどうか、まだ究明できていないということがございまして、今現在、不明ということになっております。
◆清沢英男 委員 亡くなっているところに本が落ちてきたということでしょうか。ニュースで言っていたから、我々はみんなそう思っているんですけれども。
松本の場合の話から行きますが、松本断層というのがあって、その副断層が動いたと言われていますね。松本の人たちが一番心配しているのは、牛伏寺断層との関係はどうなのかということなんです。今後、イメージする場合に、どれだけの災害に対する備えを持っていたらいいかということなんですよ。で、今、地域防災組織というのを、松本も一生懸命つくっていて、市町村もつくっているんだと思うんですね。9月1日が防災の日に指定されていますけれども、そういうときに、「いろはのい」から地震対策について、改めておさらいをするというようなことが大事なことだと思うんですね。ですから、それをすべて皆さんが管理してやれということではなくて、例えば少なくともホームページに、断層との関係はこうですよと、静岡県のように、震度幾つが来たら、松本市は何人死にますと、静岡の場合は、東海沖が来た場合には、そういうふうなことになっていますよね。
ある意味、脅しかもしれないけれども、危機意識だと思うんですね。そういうものを持たせるような、県としてホームページに掲載してもらいたいというようなことを、その「いろはのい」からどうしたらいいか。机の下に隠れなさいから始まってもいいと思うんですけれども、改めて、そういう確認をしたらどうかなと思いますが、どうでしょう。もうやっているんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 清沢委員御指摘の点でございますが、現在、ホームページの中で、いろいろ地震の起こった場合の処置の仕方とか、それについては掲示をさせていただいております。ただ、それがわかりづらい点があったりするかもしれませんので、その辺のホームページの中のあり方とか、それもまた今後検討してまいりたいと考えております。
◆清沢英男 委員 時期に合わせて、適宜、適切に、ぜひやってもらいたいと思います。
それから、一般質問でも出ていたと思うんですけれども、ひとり暮らしの方、特にお年寄り、家の中に防災シェルターをつくるということですね。寝ていて、上から何か落ちてきても大丈夫だと。これは三重県でやっているんですね。木造で、防災シェルターというのを。私、政務調査に行ったけれども、30万円か40万円だと思いましたね。実験済みで、要らない材を使っているんですね。虫食い材から何から全部、利用しているんですけれども。防災シェルターというのは何かというと、別に筋交いを入れたりするわけではないので、木の箱を部屋の中に置いておくという話なんですね。だからそういうようなことも、もしかしたら必要だなと思う人たちもいるかもしれないので、原発、そういうことも含めて、ホームページで知らしめていただけたらなと思います。
原発で思い出してしまいましたけれども、各市町村に原発の計測計を出すというのは、どうなっているんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 環境部のほうで、予算化の関係で検討しているところだと思います。
◆清沢英男 委員 上高地の話をもう一つしたいんですけれども。上高地の場合は、今回、複合的な被害ですよね。ことに、ライフラインの中でも電気と通信がだめだったということで。それで電気がだめだったものだから自家発電の燃料がなくてあれしたんだけれども。それで、1時間対応が早かったのはNTTだというんですね。NTTは、自衛隊も使われるようなんですね。自衛隊が燃料を持って入ったということらしいですね。そういう複合的な危機管理体制が今回は問われたと思うんですが。
現地の人の話によると、どこへどう話したらどう通じるのかと。例えば道路の話だったら松本建設事務所に話をすればいい、産屋沢の場合だったら、これは本来的には、松本砂防事務所ですね。それで、電気は中電という話になるんですけれども。対策本部、市なんですね。だけど、市というのは、県を通じなければ動かない部分があるでしょう。道路など、市から県に行かなければいけないでしょう。それで、ワラビ沢の場合は、一番一生懸命やっているのは県なわけです。
市で中心的に動くのはいけないとは言わないけれども、そこから、放射線状に命令系統が出ない場合があるということなんですね。本当は
危機管理部長がそこにドスンと座って、パッと指令を出せばいいんだけれども、いや、そういう人が、あるいはそういうポストがあるべきだと、私は思うんですけれども。だから、複合的な災害対策本部、ちょっと市では、今も言ったように、国もあるし県もあるという話だから、今後、考えてもらいたいと現地の声としてはあると。
◎下條政久
危機管理部長 今のお話です。今後、考えるのは確かなんですけれども、現状だけお話し申し上げますと、先ほど申し上げたように、とりあえず市が災害対策本部をつくって、それで我々が動こうと思っても、市に話をして市の意向を聞かないと我々動けないんです。そういう状況に今あるので、その辺のところは、要するに市がここが問題だ、ここが問題だというものを、これやってくれという指示を出すようになっているんです。だから指示系統は一本で決まっているんです。そこに何か齟齬か何かがあったとすれば、その辺は調整して直していかなければいけないなと思っていますけれども。
◆清沢英男 委員 燃料のことも松本市でも右往左往していたはずなんです。していませんでしたか、では松本市からNTTへ行ったんですか。当時、一番ほしかった燃料、NTTが自衛隊で運ばせたということが、どこの系統から出た話なのかよくわからないんです。燃料は運んでいないんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 先ほどの御質問でございますが、NTTと自衛隊が協定を結んでおりまして、今回、燃料といいますよりも、通信機器というかなり重いものらしいんですが、自衛隊のヘリコプターに積んでいただいて至急運んだと。通信はNTTのほうで回線をつないだ、その元となるような機器を運んでいただいたということでございます。
◆小松千万蔵 委員 先ほど服部委員さんから出ておりました、防災計画の見直しの手順ですけれども。庁内のワーキンググループで年内までに大体詰めると。知事の答弁では、年が明けて2月に防災計画を防災会議に諮って、それで決定していくということなんですが。
そうすると、議会の報告に間に合うかなというようなこともあるし、また新年度から防災計画が見直しされるとすると、そういうスケジュールでいいかどうかというのが1点あります。
それからもう一つ、防災計画は防災会議で決定すると法律でなっていますよね。その中で幹事会というのがあるんです。防災会議の中に幹事会。防災会議には、55人委員がいますけれども、この中では国の機関もたくさん入っているわけです。ところが、県のワーキンググループだけでまとめてしまっていいのか、防災会議の幹事会というのはどういう役割を果たすのか、その辺との連携をお聞きしたり、スケジュールをもう少し詳しくお聞きしたいと思いますが。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 2月に防災会議にかけて、年度内ということであれば、3月に国へ報告という形になるんですが。いずれにしても、できる限り早く見直しを図っていきたいという気持ちがございますので、ワーキンググループについても早急に始めまして、通常ですと、防災会議の前に幹事会を開催いたしまして、そこで皆さんで意見を戦わせて、そして防災会議にかけるという手順になっておりますので、本会議等では幹事会のことは言及しておりませんが、当然、幹事会も早い段階でできるときに開催をして、防災会議にかけるということでございます。
ですから、できることであれば、2月にこだわらず、早い段階でできればなんですが。現在、ワーキンググループなどで、その課題、見直しを至急始めるところでございますので、その状況によっては時期は若干早まることもあろうかと考えております。
◆小松千万蔵 委員 庁内のワーキンググループだけで、いろいろな新たな課題が先ほど来から出ていますように、原発の問題を初めとして出てきている中で、防災会議の幹事会というのは、関東管区の警察局長だとか、北陸信越関係の運輸局長だとか、東京航空局長だとか、あらゆる機関が入っているわけです。幹事会とワーキンググループと密接な関係を持ちながらやっていかないと、国からのいろいろな情報漏れというものが、ワーキンググループだけで吸収できない部分があるのではないかと。それと、先ほど出ましたように、国の見直しの関係等の、そういう部分が十分心配されるので、その辺のところをしっかりと連携をどういう形でとるのか、その辺のところが非常に私は大事だと思うし、今回は幾つかの、例えば避難所のあり方についても、それだけとってみても今までと違った、いわゆる長期にわたった避難所のあり方、ではどういうふうにしていくのかというあたりだけとってみても、大幅な見直しが必要になってくると、そのように思っているところでございますが。
ではもう一度、防災会議の幹事会との連携、この辺について申し上げながら、例えば平成24年の4月から新しい防災計画が発効するということになると、少し早めにやっていかなければいけないというふうに思っておりますし、そこら辺のところをもう一度お聞きしたいと思います。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 小松委員御指摘のように、防災会議の中で幹事会に諮るのは大変、重要なことと考えております。ワーキンググループは、とりあえず庁内のそれぞれの意見集約、あるいは課題の洗い直しということで始めさせていただきますが、当然、課題の取りまとめが終わったり、対応案がある程度になったときに、案について幹事会でたたいてもらうとか、そういうことは重要なことと思いますので、これはできる機会を見て、早めにやりたいと考えております。
ただ国の中央防災会議での防災計画の見直しも、時期的な面がまだはっきりしていない面もございますので、それとの整合性が乖離するようでも困るものですから、その状況を見ながら、時期はなるべく早い段階でそのような案の協議を図っていきたいと考えております。
◆小松千万蔵 委員 ぜひ先ほどの質問、御意見の中にもありましたように、市町村との連携も大事ですから、その辺のところも十分連携をとりながら、今回の大震災にかかわる見直しが統一のない状況の中で、しっかりと見直し作業を進めていっていただきたいと思います。
もう1点、建設の関係でも、私、聞いたんですが。危機管理の関係についてはたくさん、知事との協定を結んだのがたくさんあります。そういう中で、今回は栄村の県北部地震に対する知事との協定の中で、幾つかあります。例えば、ローソンと結んだり、いわゆる食料の供給だとか、あるいは、備蓄の関係では倉庫のものであるとか、あるいは今回のブルーシート、2,600枚、長野県が独自で調達したのか、あるいは、この関係についても、県と業者間との協定の中で、今、どれだけ備蓄があるのかという、そういう協定が幾つか結ばれておりますけれども。その協定がどのような形で、今回、生かされたのか、その関係をお聞きしたいと思いますが。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 ローソンを初めいろいろ災害時の協定を結んでいるところですが。例えば栄村におきましては、仮設トイレなどにつきましては、当然、協定を結んでいる業者から早急に仮設トイレの配給をいただいて、栄村に配置したという状況もございます。また、栄村に限らず、東北への支援などにつきましては、トラック協会との協定の中で、物資の支援などについて早急に行っているという状況でございます。
申し遅れましたが、栄村におきましては、避難所などにおける食料、お弁当などにつきましても、JAとかの協定に基づきまして食料の配布をさせていただいているところでございます。
◆小松千万蔵 委員 幾つかあるんですが、例えば食料の関係の中で、毎年9月1日付で県のほうに、この品目についてはこれだけ供給できる能力がありますと、毎年毎年、報告しなければならないという要綱がございます。そういう中で、例えば調達可能数量というわけで、おにぎりとか弁当とか、あるいは水とか、そういった食料から衣類からあるんですが。そういったものの報告は毎年受けておられるのか、どうなのか。では、長野県全体で災害があったときに、今、これだけの、契約に基づいた備蓄量がありますというあたりのところを説明をいただきたいと思いますが。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 協定に基づきます流通備蓄というものでございますが。食料品などにつきまして、現在、供給可能数量としまして、22万5,920食については供給可能というふうに把握させていただいております。
◆小松千万蔵 委員 先ほど、私、ブルーシートの話を申し上げましたけれども。これも、長野県テントシート装飾工業組合というところと結んでありますが。松本市に送ったブルーシートは県の備蓄してあったやつか、それともこの協定に基づいて、ぜひ出動をお願いしますということでやられたのか。そういった協定を結んであるだけではいけないわけで、どう発動するか。体制づくりをしておかないと、いつどこであったときにそういう連携がうまくとれない、あるいは、連携をとろうとしたんだけれども、実は備蓄にありませんということになってしまったら困りますから、その辺のところはどうなっているのか、お聞きしたいと思いますが。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 今回の松本市のブルーシートにつきましては、松本市の御要請が2,600といったということで、県で備蓄しておりました3,000枚の中から、手配をさせていただいた状況でございます。
委員御指摘のように、備蓄品のあり方、あるいは市町村との提供の方法などにつきましても、今後、重要な検討していかなければならない課題だと思っておりますので、今後、いろいろな場を通じまして、市町村とも協議をしながら検討してまいりたいと考えております。
◆小松千万蔵 委員 いろいろな備蓄、食料から衣類から、今、言ったようなブルーシートとか、そういったたくさん品目がありますから、全部が県で備蓄するということは不可能ですから、この協定に基づいて、いつもどのような状況になっているか、把握をしながら、それが必要になったときにはすぐ発動できるように、それとまた長野県トラック協会のほうも、それを運搬する体制づくりがどうなっているのかという、そういった協定に基づきながら、トラック協会が食料だとか、あるいは物資を運んだ場合には、その到着地点に県の職員がいてそれを確認すると、この協定がなっているものですから、そういった体制づくりをもう一度、しっかりと確認しながらやることが非常に大事だと思っておりますので、
危機管理部長にもう一度、この対応をお聞きして私の質問を終わります。
◎下條政久
危機管理部長 その計画の中に書かれたお話だと思います。それを一つ一つ確認しながら、しっかりした体制をとっていきたいというふうに思います。
◆小林伸陽 委員 それでは、最初に防災会議についてですが。防災会議そのものは大変大事な、防災計画の見直しなども、これから取り組んでいかれると言われているわけですが。
今までは幹事会が1回、委員会が1回という、会議が開かれてきたという報告もされているわけですが。メンバーを見ると大変忙しい皆さんで、果たしてこの人たちが、防災会議でこれから議論する、そんな時間のある人たちがメンバーなのかなと思うくらい、たくさんの皆さんがいるわけですけれども。
この皆さんの会議への出席率というのはどの程度あるのか。聞くところによると、出たことがないという人もいるということですので、出席状況、お知らせをいただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 確かにお忙しい方々なので、直接本人が出られるというケースではなくて、代理の方が出られるケースも多々ございます。本年度の2月に開催したときですと、欠席された方は11名でございまして、代理の方は約半数というような感じでございますが。正式なものはまたお持ちいたしますけれども、代理の方の出席も可ということになってございます。
◆小林伸陽 委員 今回の3.11の災害以来、防災対策というのは大変関心が高まってきて、従来の防災計画の見直し、例えば避難のマップも見直さなければ、避難所に行ったおかげで津波で、逆に、本来こっちへ逃げればよかったんだけれどもこちら側だというようなことも報道されるとか、放射能汚染の地域も、このルートで逃げろと指示されたら、そのルートが汚染されてずっと汚染の中を避難したというような経過もあったり、さまざまな状況があるわけですけれども。
そういう中で、そういうものもこの防災会議の中で検討がされるのか、その辺の部分というのはどこまで拡大するか。その辺をお聞かせをいただきたい。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 委員御指摘の点でございますが、防災会議については、特に全県的にやられる大きな議題、例えば防災計画の見直しでありますとか、全県的な大規模災害があった場合の対応策でありますとか、それを全体で協議するところでございまして。実際の、例えば放射能のときの避難経路でありますとか、あるいは、自然災害の場合の避難の状況などにつきましては、原則的には市町村の防災計画の中とか、そういう中で決定いただくということになってございます。
◆小林伸陽 委員 その中で、市町村が計画をつくるのはわかるんですけれども、市町村の基準をおおまかに何を市町村が参考にするそういうものがどこからか示されるのかどうか。例えば防災会議の大きい方向として、こういう点は見直したほうがいいとか、こういう点はこういう水準に引き上げるべきだとか、というような指針みたいなものがあるのか、その辺が、市町村に任せておいていいものかという思いもあるものですから、その辺、何か。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 市町村の防災計画につきましては、県は国の防災計画と整合性をとり、また市町村の防災計画は県の防災計画とある程度、整合性をとるという状況になっておりますので、防災会議で決定された防災計画にならって市町村もやられるという流れはあると思います。
また、県でいろいろな指針とかマニュアルとか策定いたしますと、それを市町村さんにも情報提供して、それに従って市町村でいろいろな、例えば避難所を分ける場合などがありますとか、独自に作成されるときには、参考にされているという状況がございます。
市町村の担当者会議とかもございますので、その中でこちらの意向というものは十分伝えてまいりたいと考えております。
◆小林伸陽 委員 ぜひ、市町村にも情報の提供や、防災会議で大いに議論された面なども正確に伝えていただいて、つくれるようにはぜひしていただきたいと。
それからもう一つ、地震がこれだけ最近多発してきているわけで、活断層は検討の対象にはなるのかどうか、その辺はいかがですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 長野県は確かに活断層も多くて、いろいろな御意見も出ております。当然、地震の活断層につきましては、文部科学省の地震調査研究推進本部でも今回の大震災を受けていろいろな研究に入っているところでございますので、県といたしましても、その辺の状況も参考にしながら、反映できるものは防災計画などにも加味して検討してまいりたいとは思っております。
◆小林伸陽 委員 地下のことだからそんなに正確にわかる人もあまりいないだろうし、すべてが予測できるほど単純な課題ではないと思うんですけれども。
今度の震災でも、早く地震が発生する可能性が、牛伏寺断層というような報道もされているわけですし、そういう中で、建設部にも質問をさせていただいたんですが。例えば津南・松本断層というのが新たに指摘もされ始めてきているというような中で、全くそういう資料はないと建設部では言われていたんですが。そういう情報も、例えば危機管理のほうでは収集したり、つかんだりということはあり得るんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 今現在つかんでいるところでは、ございません。
◆小林伸陽 委員 これから、情報をしっかりつかんで総合的な対策を講じていただきたいと。
次に、先ほどの資料で、救急活動状況についての報告がされた中で、ベッドが満床で、受け入れられなかった数が相当数報告されているんですが。私も若干、医療現場におるものですから、患者も大変なんだけれども、受け入れる病院も本当に大変なんです。これを解消する方法として、何が一番考えられるかといったらベッドをふやすというよりは、空きベッドをつくるということなんです。空きベッドをつくるということは、病院では、やろうと思えばできるんだけれども、病院の経営が大変だから、経営上はできないんです。満床にしないと、病院というのは赤字になるんです。だから、どうやって満床にするかということを毎日、その専門家がいて、満床にすることをやっているんです。ところが、満床になっているから入れないという悪循環なんです。
ですから、私は、救急病院だとかそういうところは、幾つかのベッドはあけておきなさいと。そのかわり、あいているときには一定の補てんをすると。あいていても、経営的にはそんなに差し支えないという体制をつくってやらなければ、絶対この問題は解消はしないと思うんです。だから、私はぜひ、例えば病院の規模によって、3ベッドぐらいは救急患者を受け入れるように、常日ごろから準備してくれというような検討をぜひ。私も聞いてちょっと心が痛むところで。30分も待っているとか、本当に救急車に乗せたまま走りながら病院と連絡をとっているんだけれども、なかなか受け入れてくれるところがないというような事態はしょっちゅう聞いているものですから、そんなことも参考に、ぜひ検討課題に、いろいろ障害もあるだろうし、どこが責任を負ってそういう支援をするかということも当然あるだろうし、いろいろあると思いますけれども、これは要望だけしておきたいと思います。
それから、もう1点だけお尋ねしておきたいんですが。今度の災害でさまざまなところから私のところにも要望が寄せられてきているんですが、これも防災の中で対応せざるを得ない、どう対応するかというのはまたわからないんですが。
例えば高瀬川だとか梓川だとかというところは、ダムが3つぐらいずつある中で、これは本当に大丈夫かというような疑問もたくさん、大丈夫でなければつくらないという意見と、想定外という、その辺の大変難しい話で、私がどう答えるかということもなかなか難しいのですが。
想定外といえば、今度のものでもみんなそれに行くんだけれども、しかし、私は人間がつくったものは想定外なんて言えるものではなくて、そういう事故の場合には、このくらいの避難は必要だというぐらいのものは、それが壊れるとか、壊れないとかということではなくて、避難は一定の準備はしておくというのが想定内の課題になってくるのではないかと思うんですが。
危機管理部長が県民の不安の解消のために、では、何ができるかというのはわかりませんけれども、そういう相談にも大いに乗りましょうと言っていただけるかどうか、お尋ねを。
◎下條政久
危機管理部長 逆になってしまうかもしれませんけれども、不安をあおってしまうかもしれないんですけれども。
今回の教訓として、基本的に人間が想定することなので、想定外というのは必ずあるんだということをみんなが認識すべきだと思うんです。そうすると、例えば構造物が何かの拍子に絶対に崩れます。それから、山の際に住んでいる人は、山というものは高く盛り上がって、土が盛り上がっているので、崩れるのが当たり前なんです。それで、川が近くに流れていれば、いつかどこかではんらんするんです。ということは、どこかでそういうことが起こり得るというのは、絶対に全員が心の中で持って生活しないといけないなというのが、一番の教訓ではないかと思うんです。
◆小林伸陽 委員 そういうことも含めて、地震や原発という、言ってみれば、原発なんて、本当に経験のない事故が、想定外と言われても現にあれだけの皆さんが避難をせざるを得ないという状況の中で、国民の心配というのは、想定外と言うだけでは解決しないという、そういう点もぜひ、これからもたくさん出てくると思うので、今、言ったような話も含めながら、指標を示していくということはうんと大事だと思うので、ぜひよろしくお願いしたいと、以上です。
○野澤徹司 委員長 午後3時10分まで休憩を宣した。
●休憩時刻 午後3時00分
●再開時刻 午後3時10分
○野澤徹司 委員長 再開を宣し、委員の
質疑等発言を許可した。
◆金子ゆかり 委員
東日本大震災被災者支援事業ということで、2億円計上してあるんですけれども、予算のことで最初にお伺いいたします。これは、国庫補助と基金の繰り入れ、半分ずつということのようですが、お伺いしましたら、東日本の被災者の方たちが他県に移住してくるというときに、東北3県あるいは福島の方たちが、何県も飛び越えて長野県へ来て住むというのには、縁故があるだとか、そういう特別な事情がある方たちがいらっしゃるというふうにとらえているんですが。
この予算というのは、国から配分されたものなのか、これは使い切れるものなのか、使わなかった場合はどうなるのか、予算額として、もしかしたら多過ぎるような気もしないではないというような、今の現状の戸数を伺ったところ、その辺はどうなんでしょうかということをお伺いしたいんですが。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 東日本大震災の被災者に対する応急仮設住宅、民間賃貸住宅を借り上げてということで、今回2億円を超える予算を要求させていただいております。
これにつきましては、被災県、いわゆる東北3県で、実際こちらで借り上げに使ったお金については求償もして、そちらから雑入として入ってくる状況でございますので、実際、使われなかったとすれば、補正減という形で減額させていただく形にはなると思いますが、今のところ、今回の額については、約300世帯が民間賃貸住宅へ移った場合に、県で立てかえられる可能額ということで、計算をさせていただいております。
6月16日現在で、長野県へ避難されている方々については416戸、1,058人となっております。公営住宅に入っている方、あるいはそれぞれ縁故者の方に入っている方、民間賃貸住宅に入っている方、いろいろ混ざった数字ですけれども、このうち公営住宅に入居されている方も180戸等になっておりますので、これからこちらへ来られて民間賃貸住宅へ入られる方の増減があっても、300戸という予算を確保させていただいて、その中で対応させていただこうということで、予算計上させていただいております。
◆金子ゆかり 委員 様子はわかりましたけれども。そうしたら、基金から繰り入れたものというのは、長野県が緊急経済対策か何かで国から来た基金ですか、それとも、今回の災害に当たって来た基金なんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 東日本大震災の応急仮設住宅の借り上げにつきましては、基金の繰り入れではなくて、諸収入ということで、こちらで計上はさせていただいております。
委員御指摘の基金の繰り入れは、栄村に建設した応急仮設住宅の部分でございます。
◆金子ゆかり 委員 ではちょっと勘違いをしたかもしれません。それに関連して、県の施設を優先的に提供するというのであけていますよね。それで、観光施設も部屋をあけているんですよね。それはあいているのもあるんですけれども、結局、来客をとらないでいるわけです、県の施設も。だれか来るためにということで使えない部屋をつくってあるわけですね。それは受け入れがあれば有効なんですけれども、要するにお客さんが入らないのに確保しておかなくてはいけない。だから、あいているのでいいという了解なのか、宅建協会の皆さんですか、そういった人たちだとか、そういう御意見はないですか。要するに貸そうと思えば貸してあげられるのに、契約をしているために、提供した部屋は人を入れられないわけです。そのお話はどうなっているんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 委員御指摘の点でございますけれども、県として優先的に御案内している公営住宅とか、あるいは県営住宅、それから雇用促進住宅につきましては、現在あいているところに優先的に入れさせていただいておりまして、入る人がいるのにあけているという状況は現在ありません。
◆金子ゆかり 委員 わかりました。それでは、次の質問に行きたいと思いますが。防災計画を今、つくるということで、先ほどからお話があるんですけれども。
私、間違えて、建設部のときに聞いてしまったんですけれども。今回、液状化という、浦安市も大変でしたし、埼玉の小学校が液状化してもう崩れかかったということがあったそうです。
埋め立てをしたようなところというのは液状化するんですけれども、私の住んでいる諏訪も、諏訪湖の周辺、可能性が高いと言われているんですけれども。がけ崩れ、砂防の関係に関しましては、防災マップでレッドゾーン、イエローゾーンという指定をして、住んでいる人たちに地震があったら自分たちで自力で避難するという意識を高めてもらうという、先ほど部長も答弁でおっしゃっていたような、要するに防災意識の高揚のために使ってもらうということでつくっていますが。
液状化のそういうマップというようなものがつくれないものか、あるいはつくる準備をされているかというのをお伺いしたい。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 液状化の問題ですが、今回の震災でかなりクローズアップされている面だと思います。
まず県全体の液状化地帯につきましては、県で平成12年、13年度に地震対策基礎調査というのを行いまして、その内容につきまして、現在、ホームページで掲載をさせていただいております。ホームページの中でその部分をクリックしていただきますと、それぞれ市町村ごとに、液状化地域の危険度の図面が出るようになっております。それから、各市町村でそれぞれ防災マップで対応されているところまで聞いております。
◆金子ゆかり 委員 ありがとうございました。そうしたら、その液状化に対する避難の仕方とか、要するに防災訓練もしていただくんですけれども、では、液状化したときに、液状化するということはわかってもどうやって逃げるんだと。いかだを用意しておくようにとか、そういう地域に住んでいる人はボートを用意しろとか、どうやって逃げるんだということの指導というのはあるんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 特に液状化に突出したマニュアルなど、市町村によっては、諏訪地域とか、あるかもしれませんが、県でこういうふうにしなさいというのは、今のところありません。
◆金子ゆかり 委員 基本的には市町村だということはよくわかっています。それもさりながら、県は他県の情報や国の情報とか、橋渡しとしてこういう事例があるとか、指導的にやっていただけたらありがたいということで、要望を出しておきたいと思います。
それと、防災訓練なんですけれども。私、前にも言ったことがあるかと思いますけれども、私の地元の防災訓練に出たりするんですけれども。いろいろな組織の方たちが、病院であったり、消防であったり、地区の役員であったり、ボランティアの方、あるいは無線のグループであったりというような人たちが一堂に会するんです。会するんですが、ではそこで何があるかというと、展示会みたいな格好なんですね。そういう方たちが集まってきて、そういうのが用意されていますねというのを確認するぐらいなんです。これでは本当に何かが起こったときにどうするだと。防災というか、危機管理というのはイマジネーションだと思うんです。想定外という言葉がありましたけれども、まさかこんなことは起こらないだろうということで、ところが、まさかが起こったりするわけで、だから、イメージが大事だと思うんです。
ですから、何かが起こって、具体的な事例を想定して、どこでだれかが死にそうになっているとか、そういうときにどういう状況なんだとかというようなことを具体的に想定された、シミュレーション、そういったものが本当の訓練というか、身につく訓練になるんだろうと思います。ですから、県でも9月に防災訓練、計画されておりますが、私、県はまだ見たことがないので、要望です。
これをよくやっているのは病院ですね。病院はトリアージですとか、地域の人たちを含めて、けが人を、この人はもうブラックだとか、レッド、イエロー、そういうのを全部状況をセットして、そしてそれをどのようにして運ぶかまで、地域の人たちを呼んでやらせるんですね。だから、そういう具体的な避難訓練みたいなものをやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 委員御指摘のように、防災訓練の中で、メンバーの中に医療関係者といいますか、あるいは薬剤師の関係の方、先ほどありましたようにDMATの関係者の方もございますので、その方々の意見を取り入れながら、今回の震災、実際やってみて疑問に思った点などを取り入れて、今回の訓練をやってみたいと思っております。
◆金子ゆかり 委員 それと、建築士会の方からこんな話が来たんです。今回、栄村が被災したんですけれども、3月だった。これが真冬だったら雪が相当積もっていただろうという想定がされるわけです。
そのときに、栄村あたりの豪雪地帯に行きますと、屋根のところに雪の落下防止のアングルというものが屋根にいっぱいついているんですって。この間の原発の事故のときに、消防車とか、消防自動車とか救急レスキューみたいな自動車が、がれきがいっぱい散乱して入れなかったという、これは想定外だったと思うんです。それと同じように、雪どめのアングルが倒壊したりすると、道路に落ちてきて、それが交通をさまたげて、そのところは多分、車が通れなくなるだろうということも想定されると。そうすると、避難経路がそれでいいのかとか、それをまず除去する対策は必要だとか。そういうところまでイメージをして、それが反映されていないのではないかというように、これも、県からおっしゃれば、市町村の防災避難計画に入れるべきだということになるかもしれませんが、そういった地域の特性もフォローアップできるようなことを考えていただきたいと。県の指導は必要なんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 委員御指摘のように、雪国には雪の特徴がありまして、そうした震災のときに、いろいろ懸案事項も今回出てきていると思います。いずれにしても、町で実施する会議もございますし、いろいろなところで、そういう地域の特性を生かした防災計画の反映などについても検討してまいりたいと考えております。
◆金子ゆかり 委員 それと今回、いろいろな建物が倒壊したりしたわけですけれども。県の施設、あるいは公的な施設で、もう老朽化して壊すという予定、もう使わないというような施設がありますでしょうか。そういう場合があったときに、ぜひ災害の倒壊の実験のデモンストレーションに使わせてもらえないかという話があるんですね。5年前には、大町の市営住宅で倒壊実験をやっているんです。そのときには県の補助があったというお話がありますけれども、それは今、どんな状況になるんでしょうか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 古くなった県有施設を実際に倒壊させてということ、確認しておりませんので、今、申し上げることができないんですけれども。
何かそういう方法があるのかどうか、確認をさせていただきたいと思いますが、今のところ、把握をしておりません。
◆金子ゆかり 委員 これだけの震災が立て続けにありますので、市民の防災の意識だとか、地震に対する興味というのはとても注目度が上がっていると思うんです。これが全然、そんなものを忘れてしまうくらいの時期に倒壊実験をやりますなんていっても、だれも見に来ないと思うんですが。こういうときだからこそ、もしそういうものがあったら、震度5の地震だとこのぐらいの揺れでこのように倒壊するという、啓蒙啓発に使うというのも一つの手ではないかと思いますので、御検討いただければと思います。
それから、下水道の焼却灰についてなんですけれども。国が先月ですか、8,000ベクレル、数字がちょっと正確でなくていけないんですけれども、数値を出しました。しかし、その処理費用、あるいは処分先について、まだ未解決だったと記憶をしておりますけれども。これについては、国とどういうふうに協議をしていかれるんですか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 下水道の汚泥の放射能問題につきましては、現在、環境部でその対応を国と協議させていただいているところでございます。
◆金子ゆかり 委員 では検査の機器の関係もそうですね、環境部でしたね。
それでは、そんなところで。ぜひ震災のピンチというのはチャンスでもありまして、これを機会に今がチャンスかもしれないということで、防災とか避難ですとか、やはり個人個人が自分の命を自分で守るというのが基本だと思いますが、それに対して、いかにいい情報とかサポートしていただけるかということで、対応をいただきたいと要望して終わります。
○野澤徹司 委員長 引き続き、順次質問はございますか。
◆堀場秀孝 委員 2つほどお聞きいたします。「放射能物質の事故・災害等対策指針」というものがあるんですが。その防災計画を見直す中に、原子力災害対応編、仮称、ということで、正式に取り組んでいくことにお考えがあるのかどうかということと、断層ということに対していろいろ諸説はあるんですけれども、その上に震度計がある程度意図的に置けるのかどうかという、2つについてお伺いしたいんですけれども。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 県の放射能物質事故・災害等対策指針というのがございますが、現在、この指針で対応しているところでございます。現在、国のほうで原子力の安全基準の見直しとか検討しているところでございますので、その状況などを見ながら、この指針の改定、あるいは原子力対策編を防災計画に盛っていくのか、その状況を見ながら、こちらでも検討してまいりたいとは考えております。
それから地震計でございますが、地震計の配置については国のほうの基準等もございまして、現在、どの地点に配置していくのかとか、その辺はまだ確認されておらないところでございます。
◎木下陽介 消防課長 地震計の設置でございます。今、長野県として設置しているのは101か所県下にあります。これは国等の考え方の中で、旧市町村が主、旧市町村で言うと長野県120ですけれども、気象庁、それから防災科学研究所、そういったところも置いていますので、そういったところを合わせると、大体、そのぐらいの数です、それで長野県は101カ所、今、県下に置いてあるということです。
非常に、そうはいっても、粗く見えるんですけれども、断層というのは、本当にどこにあるかというのがわからないのと、それから、断層が今、地図上に示されていても、その断層は角度がついていますので、地上に出てくるところでは揺れるところがまた変わってきますし、それから、地盤によっても全然揺れ方が違ってきますし、そういったところまで勘案すると、どこに地震計を置くのが一番いいのかということは、もう本当に科学者でもわからないような状況になりますので、山ほど置かないと難しいというような状況になってしまうと思います。長野県の地震計の設置の状況はそういったところです。
◆中川宏昌 委員 地域防災計画についてお尋ねしたいと思うんですけれども。地域防災計画の中で、非常参集職員の活動を明記しているところであるんですけれども。各活動開始基準によって活動体制が変わってきています。
その中で、今回の栄村の地震については、ここに書いてあると、県下に震度6強及び7の地震が発生したときには、全体体制になるということで、最高ランクの活動体制だと思うんですけれども。実際、この震災があったとき、4時前だったんですけれども全体体制になると、この本庁の中では、人数として1,457人と明記されているんですが。どういう状況で集まってきたとか、また、時系列でどのぐらい集まっているかというのは、把握されていますでしょうか。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 早朝早い段階で、5時過ぎには会議は開いたんですが、そのときには500名ぐらい、出てまいりました。土曜日という休日だったんですけれども、全体の中で500名ぐらいがもう既に登庁していたということでございまして。それ以降、時系列にして把握していないんですが。いずれにしても会議を開催して、ほぼ災害対応に追われる職員については、みな参集できたと考えております。
◆中川宏昌 委員 先ほども話があったんですが、これから地域防災計画の見直しを進めていく中で、今回のこの震災が、一つ、教訓になるのかなと思いまして、この状況をしっかりデータをとって検証して次の防災計画に生かしていく。これが非常に大事でしょうし、BCP作成の場合でも非常に有効になってくると思いますので、ぜひこの辺、調査をしていただいて、今後に結びつけていただきたいと思っております。
2点目ですけれども、一般質問の中でもありましたが、地震の基礎調査、これが平成12年から13年に、1年かけて1億3,000万円余りかけてやったということで、これ10年ぐらいたった中で、想定する場所も結構変わってきている状況の中で、この調査がまた必要になってくると思うんですね。そういった中で、この基礎調査について、今後、どういうお考えかというのをお聞きしたいと思います。
◎池田秀幸
危機管理防災課長 平成12年・13年に、県で地震対策基礎調査を行いまして、それぞれ市町村の地域防災計画などに参考いただいていると聞いております。確かに委員御指摘のように、それ以降、いろいろ耐震構造の関係とかいろいろ状況、人口の関係も変わってきておりまして、確かに見直すべき必要もあるかと思うんですが。
今、言われたように、1億以上の経費もかかったということもございまして、その費用対効果の面もありますし、また、先ほど申し上げましたように、現在、国の地震調査研究推進本部のほうでも、国全体のいわゆる地震のあり方など検討している状況でございますので、その状況などを見ながら、新たに調査をするのかどうか、それを含めて検討はしてまいりたいと思っております。
◆中川宏昌 委員 今後ともぜひお願いしたいと思います。
先ほど地震計の話が出ましたけれども、私も松本であります。要望を受けると、この牛伏寺断層、これが非常に気になっているという中で、現在地震計、消防課長、さっき言っていましたけれども、旧市町村にそれぞれ設置してあると。松本でいくと5カ所と国の機関で3カ所、計8カ所ということで聞いていますけれども、この断層近くにこの地震計を設置していくとか、そういう計画は今後必要なのかなと。私もその地震計というものについて、よくわからないものですから、その辺、お伺いしたいと思います。
◎木下陽介 消防課長 先ほど申し上げましたように、いわゆる大合併前の市区町村ごとに少なくとも1カ所を整備していこうというようなことで、地震計が置かれていると。それともう一つは、これは消防庁と気象庁の共同で行っている検討会の中で、今のようなことも大体の目安として、それからもう一つは、人口集中地区を中心に設置するというのは、これは人口の多いところが被害が集中するであろうというようなこと。その中で、1市区町村内に人口集中地区、または新たに大規模開発地域がある場合には、一つの震度計から10キロ以上離れている地域にも置きなさいと、こういうような言い方をしております。大体、10キロというのが目安みたいな感じであろうということになりますと、今回松本市の南部の辺が震源になっただろうと言われていますけれども。
松本市役所から塩尻消防署、塩尻の消防署に塩尻の地震計が置かれていますけれども、その間の距離が大体13キロ、長野市でいうと、長野市と、それから松代の地震観測、そこに観測点がございますけれども。そこの間が大体13キロというようなことですので、ほぼ、その間に新たにもうまた1個、設置するというようなところまでは、基準的には要らないだろうというようなことで、今の設置の仕方になっております。
松本市に関しては、中川委員おっしゃられたように、市役所、それから昔の気象台のあったところ、沢村ですね、それから美須々という総合体育館のある、あの辺に1キロくらいの間に集中しているというようなこともありまして、そのうち松本市役所に置かれているものは松本市で管理していますけれども。それについても、どうするのかというようなことの相談があれば、お話を伺うということはあろうかと思っております。
○野澤徹司 委員長 ほかの方、御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
ほかに御発言がありませんので、以上で質疑を終局いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、
質疑終局いたします。
ただいまから議案の採決に入ります。
最初に、第1号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第3号)案」中、第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中、歳出第2款総務費 第7項 災害救助費 について採決いたします。
本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に報第3号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分報告」中、歳出第2款総務費を採決いたします。
本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。
次に報第4号「平成23年度長野県
一般会計補正予算(第2号)の
専決処分報告」中、歳出第2款総務費を採決いたします。
本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、
危機管理部関係の審査を終局いたします。
次に、本委員会の閉会中継続調査事件はお手元に配付しました資料のとおりとし、なお慎重に調査を要するためとの理由を付して議長に申し出ることといたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ございませんので、さよう決定いたしました。
次に委員長報告について何か御発言がございますか。
〔「一任」と呼ぶ者あり〕
それでは、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、さよう決定いたしました。
この際、何か御発言がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
閉会を宣した。
●閉会時刻 午後3時44分
△議決結果一覧(
建設部関係)
(付託議案)
▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)
第1号 平成23年度長野県
一般会計補正予算(第3号)案中
第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中
歳 出 第9款 土木費
第12款 災害復旧費 第2項
公共土木施設災害復旧費
第3項 県単
土木施設災害復旧費
第2条
債務負担行為の補正
第14号 訴えの提起について
報第1号 平成22年度長野県
一般会計補正予算(第6号)の
専決処分報告中
第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中
歳 出 第9款 土木費
第12款 災害復旧費
(陳情)
▲採択すべきものと決定したもの
陳第1号、陳第3号(簡易採決)
▲継続審査としたもの
陳第31号(簡易採決)
▲不採択としたもの(挙手採決)
陳第32号
△議決結果一覧(
危機管理部関係)
(付託議案)
▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)
第1号 平成23年度長野県
一般会計補正予算(第3号)案中
第1条「第1表
歳入歳出予算補正」中
歳 出 第2款 総務費 第7項 災害救助費
報第3号 平成23年度長野県
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分報告中
歳 出 第2款 総務費
報第4号 平成23年度長野県
一般会計補正予算(第2号)の
専決処分報告中
歳 出 第2款 総務費...